2018/1/21 更新
昨日は銀座にありますギャラリーオカベで行われていた(昨日が最終日でした)「岡村光哲 彫刻展-呼吸する形ー」を見て参りました。
岡村さんは弊社内で制作しきれない金属加工物を制作していただいている方です。
造形制作と金属加工の両方に非常に長けている方ですので、弊社としてはとても有難い存在です。
個展を行われる際は私は足を運ばせていただいておりますが、制作物としての完成度の高さとは裏腹な癒されるような形態にいつも見入ってしまいます。
正に呼吸しているようです。
揺蕩うような形状です。
岡村さんの作品の魅力一つに「距離」があります。
会話しているかのような、絶妙な距離です。
見れば使用している材料は硬い印象になりがちなステンレスですが、素材を意識させない実に有機的な形状です。
岡村さんのユーモア感覚が垣間見れるお馴染みの作品もあります。
非常にシャープでミニマルな要素によって構成された形状ですが躍動感があります。
「彫刻」なのだと改めて思います。
今回は珍しく鋳造による作品が展示されておりました。
海を切り取ったような形状がスッと心に入ります。
「月」
個人的にはこちらの作品が特に良かったです。
削ぎ落とされた形状は「和」を感じさせます。
しかしどれも緻密なフィニッシュですね~。
如何でしたか?
岡村さんの作品は各地にモニュメントとしても設置されています。
近所では国立の大学通りにありますかね。
あそこは他にも様々な作品が展示してあり散歩がてら見ると良いかと思います。
日々の業務では所謂芸術作品に関わることはほぼないといっていい、弊社ですがこの仕事は間違えなく
芸者術的なセンス、ひらめきも必要と考えます。
私も日々研鑽を重ねセンスを磨いていきたいです。
岡村さん、個展の方お疲れ様でした。
弊社のお仕事の方もよろしくお願い致します!
株式会社オズアート